学校法人ひかり学園 (ひかり幼稚園 | 栃木県大田原市 / 第二ひかり幼稚園 | 栃木県那須塩原市)


最新情報

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「チキンのオーブン焼き」  令和7年6月11日(水)
今日は子どもたちの大好きな「チキンのオーブン焼き」です。チキン(鶏肉)には「たんぱく質」が豊富に含まれていると言われ、たんぱく質は筋肉や皮膚、髪や爪など、身体のあらゆる組織をつくるのに欠かせない栄養素。健康を維持するためにも、たんぱく質は毎日しっかり摂取することが推奨されています。また、たんぱく質を構成するアミノ酸の中には、体内でつくることができない「必須アミノ酸」が含まれていて、鶏肉にはこの「必須アミノ酸」がバランスよく含まれています。また、ビタミンも含まれ、たんぱく質の代謝に欠かせないとされるビタミンAやビタミンB群、ビタミンKも、鶏肉に含まれていて、ビタミンB群の中のひとつであるナイアシンには、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあると言われています。
「ニンジンしりしり」  令和7年6月10日(火)
ひかり幼稚園では「6月誕生会」を開催いたしました。誕生会の献立は、「かき揚げ丼、なめこ汁、ニンジンしりしり、カラフルゼリー」です。ニンジンしりしりとは、沖縄の郷土料理のひとつでニンジンと卵とツナというシンプルな材料で作られます。「しりしり」とは沖縄の方言で、千切り・すりおろすということを意味し、ニンジンしりしりとは、ニンジンの千切りという意味で、ニンジンを千切りにして使う料理のことです。他にも、スライサーで千切りするときのスリスリという音がしりしりとなったという説もあります。沖縄には、島人参という薬のような効果のあるクスイムン料理に使うにんじんもありますが、ニンジンしりしりは昔から今と変わらず一般の人参が使用されて作られていたようです。ニンジンしりしりは、沖縄で100年以上前から食べられていたとされ、人参は明治・大正時代から畑で栽培されており、煮物やなます、ちゃんぷるーなど様々な沖縄料理に使われ、当時の沖縄の食生活の聞き取りをした書物では、ニンジンしりしりという料理名は記載がありませんでした。その代わりに、パパイヤを千切りにして炒めたパパイヤーイリチーが食べられていたと記載されていました。数多く作られていたニンジン料理を後から方言を使って、ニンジンしりしりと名付けたようです。子どもたちと参加いただいた保護者の皆様は幼稚園特製の「誕生会メニュー」の給食を楽しく美味しくいただきました。

「はんぺん」  令和7年6月9日(月)
今日の献立には「はんぺんの卵とじ」が提供されます。「はんぺん」は漢字で「半片」か「半平」と書き、「半弁」や鱧餅」などとあてられることもあります。「はんぺん」は魚肉のすり身に山芋などの材料を混ぜて気泡をたくさん含ませて茹でた「かまぼこ」の一種です。地域性があり、関東では「浮きはんぺん」、静岡では「黒はんぺん」、大阪では「あんぺい」があり特徴が異なります。単に「はんぺん」というときは一般的には「浮きはんぺん」で、幼稚園でもこの「浮きはんぺん」を使います。その名前の由来は駿河の料理人・半平(はんぺい)が創案したところからこの名がついたという説があり、ほかにも椀蓋で半月型に整形したことから名がついたなどの多くの説があります。ふっくらした「はんぺん」を卵でとじた優しい味わいの「卵とじ」は子どもたちから好評メニューです。
「納豆」  令和7年6月6日(金)
幼稚園ではご飯に「納豆」の給食が時々提供されます。納豆は、大豆を煮てから納豆菌で発酵させたもので、納豆菌は納豆をつくるために使われる細菌になります。納豆菌は熱に強く、100℃の熱湯でも生きているほど強いです。また、胃酸にも強く生きたまま腸に届きます。納豆菌は熱や胃酸どちらにも強い細菌です。納豆菌を使っている納豆はこの強さが魅力で、納豆が健康にいい理由にもなっています。納豆菌の多さも納豆の健康効果を支えている要因といえ、納豆菌は納豆100gの中に1000億個もあると言われています。粒納豆には、ビタミンB2・カルシウム・マグネシウム・鉄分・亜鉛が多く含まれている、健康に大切な栄養がいっぱいです。
「菜飯ご飯」  令和7年6月5日(木)
今日は「菜飯ご飯」です。菜飯には「大根の葉」などが使われていますが、大根の葉は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル、βカロテン、ビタミンK,C、葉酸などのビタミンが豊富に含まれている緑黄色野菜です。中でもカルシウムは小松菜が100gあたり170mgに対して大根葉は260mgととても豊富で、カルシウムが豊富に含まれている印象の強い牛乳の110mgより多く含まれています。鉄もほうれん草の2.0mgよりも多く含まれていて3.1mgになっていて、鉄の吸収を高める効果のあることで一緒に取りたいビタミンCが53mg含まれているので、効率よく鉄が吸収されることになります。ドライアイや視力低下、免疫の低下や風邪、口内炎を防ぐとされるβカロテンも3900マイクログラムと豊富に含まれ、「大根の葉」は捨てるのがもったいない部分です。
「ワカメ」  令和7年6月4日(水)
今日の献立は、「ご飯、ワカメの味噌汁、肉じゃが、キャベツのサラダ、牛乳」です。幼稚園では頻回にワカメが使われますが、ワカメは食物繊維やミネラルなどを豊富に含む優れた食材です。カリウムが豊富で、その他ナトリウムやカルシウムといったミネラルの種類が多く、ビタミン類や食物繊維も含んでいます。そして、カロリーや糖質がとても低く低カロリー低糖質の食べ物です。また、クロロフィル、フコキサンチン、β->カロテンなど抗酸化作用を持つ色素成分も含み、健康や美容の維持に役立ち効果を発揮します。注目の栄養成分フコイダンは、海藻が自らの身を守るために保持しているネバネバ成分で、モズクや昆布などにも多く含まれています。フコイダンのNK>細胞を活性化する働きが、免疫力の向上、がんを予防する効果が期待され、その他の効果や効能では、胃の粘膜の保護やピロリ菌が胃壁に付着するのを防ぐ役割があります。この働きは、胃炎、十二指腸潰瘍、胃がんなどの予防に効果的と言われています。次に、海藻類は他の食品と比べても豊富なヨウ素含有量を誇り、ヨウ素はミネラルに分類される栄養の一つで、甲状腺ホルモンの成分になります。甲状腺ホルモンは自律神経の交感神経を刺激する働きを持ち、代謝を促す効果があり、三大栄養素の代謝を高めて太りにくい体作りに役立つほか、肌や髪などを美しく保つ効果もあり、肥満予防や美肌の維持といった美容面でも活躍します。
「タンメン」  令和7年6月3日(火)
今日の献立は、「タンメン」です。タンメンは実は日本の関東地方が発祥です。タンメンは、もやしやキャベツ、キクラゲなどたっぷりの野菜を豚肉と一緒に炒めて、塩味のスープと一緒に煮込んで、中華麺と共に盛り付けて作られる麺料理のことです。ちなみに、漢字の湯麺も「タンメン」と読みますが、タンメンと湯麺は同じではなく、湯麺とは、中華料理の中でも「スープに入った麺」の総称で、スープ入りの麺料理は全て「湯麺」です。「湯麺」と炒めた野菜に塩味のスープを加えた麺料理の「タンメン」とは、意味が異なるようです。
「鯖」  令和7年6月2日(月)
今日は「鯖(さば)の味噌煮」です。鯖にはオメガ3脂肪酸が豊富に含有し、鯖に含まれるオメガ3脂肪酸の含有量はあらゆる食べ物の中でもNo.1と言ってもいいくらい含まれています。オメガ3脂肪酸は病気の予防など健康面で非常にメリットのある栄養成分なので、鯖を食べてオメガ3脂肪酸を摂るようにしましょう。そして、鯖にはビタミンB12が沢山含まれ、ビタミンB12は私たちの身体の中で作ることはできないので、食事から摂取する必要があります。ビタミンB12は血液を造ってくれ、DNAの合成に必要な栄養成分なので、鯖を食べて身体に摂り入れるようにしましょう。また、セレンという栄養成分が含有し、鯖に含まれるセレンの働きは、タンパク質を効率的に吸収できるようにサポートしてくれる役割があります。セレンは抗酸化作用のある栄養成分なので、病気の予防や老化予防などの美容効果もあります。鯖にはナイアシン(ビタミンB3)が含まれ、鯖に含有するナイアシン(ビタミンB3)は、肌や髪の毛を綺麗にしてくれる効果や二日酔いにも効果のある栄養成分です。
「マーボー豆腐」  令和7年5月30日(金)
今日の給食はみんなの大好きな「マーボー豆腐」です。さて、麻婆豆腐が生まれたのは、およそ100年前の清王朝末期のこと。四川省の都・成都に住んでいたチャオチャオという顔にあばた(天然痘が治った後に、顔に残ったくぼみのようなもの)がある女性が生み出しました。17歳で結婚したチャオチャオは、豆腐屋と羊肉屋と共に並ぶ3軒続きの長屋に夫と暮らしていましたが、夫は結婚して10年後に急死します。若くして未亡人となり、以降も独身を貫いたチャオチャオ。彼女が生活の糧として選んだのは料理でした。チャオチャオの住まいの両隣にはそれぞれ豆腐屋と羊肉屋が並んでいて、そこから食材を調達していたので、豆腐と羊肉を使った料理を考案しました。その料理こそが「麻婆豆腐」です。チャオチャオ自身は当初「羊肉料理」と名付けていたそうですが、彼女が亡くなってからは名前に変化が。「あばた」という意味をもつ「麻」の字と、「妻」や「身持ちの固いおばさん」という意味をもつ「婆」の字を合わせて「麻婆豆腐」と呼ばれるようになったそうです。
「カボチャ」  令和7年5月29日(木)
今日は、「かぼちゃ挽肉フライ」です。さて、かぼちゃが日本に入ってきたのは戦国時代半ば頃で、種子島に漂着したポルトガル船によって持ち込まれたとされています。この時持ち込まれたのがカンボジアの物だったため、「カンボジア」という地名が訛って「かぼちゃ」と言われるようになったと言うのが名前の由来です。かぼちゃは、水溶性食物繊維を富に含み、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える働きがあることから、便秘予防やデトックスなどの効能が期待できるでしょう。カリウムも多く含まれていて、カリウムは、余分な塩分を体の外へ排出する働きがあるため、塩分の取り過ぎが気になる方やむくみやすい方は、意識的にとりたい栄養素です。かぼちゃの黄色い実や緑の皮には、βカロテンが含まれ、βカロテンには、体をサビさせる活性酸素を除去する働きがあるため、がんや老化予防、免疫力を高める効果が期待できるでしょう。ビタミンCも多く含まれていて、シミの元となるメラニンの生成を抑える働きがあり、免疫力の強化や活性酸素の抑制、抗酸化作用による心疾患やがんの予防、コラーゲンの生成などさまざまな働きをする栄養素です。さらに、ビタミンAを含み、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働き、また暗いところで視力を保つ働きをします。ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンで、かぼちゃは100gあたり4.9gのビタミンEを含んでいます。これは他の野菜類の3.7倍ほどの量に相当することから、かぼちゃには高い抗酸化作用が期待できると言えるでしょう。
「すき焼き」  令和7年5月28日(水)
今日の献立はみんなの大好きなメニューの「すき焼き」です。すき焼きは江戸時代から見られる名で、鍋の代わりに農具の鋤(すき)の金属部分を火の上にかけ、魚や豆腐を焼いて食べたことから、「鋤焼(スキヤキ)」と呼ばれるようになったといわれます。その他、すき焼きの語源には、肉を薄く切るため「剥身(すきみ)」から「剥き焼き」となったとする説や、古くからあるに日本料理の「杉焼(すぎやき)」からとする説、好きなものを焼くからといった説もあります。ただ、1832年の『鯨肉調味方』に「鋤焼とは、鋤のよく擦れて鮮明なるを、熾火の上に置きわたし、それに切肉をのせて焼くをいふ。鋤に限らず、鉄器のよくすれて鮮明なるを用ふべし」とあるため、鋤の上で焼いた説が有力とされています。
「コールスローサラダ」  令和7年5月27日(火)
今日の献立は、「スパゲッティミートソース、バターロール、牛乳、コールスローサラダ」です。「コールスローサラダ」のキャベツは甘くて柔らかく、美味しくいただきました。キャベツは栄養も健康効果もとても高い野菜で、ビタミンCをはじめ「キャベジン」という別名で有名なビタミンU、ビタミンK、ベータカロチン、カルシウム、カリウム、葉酸などさまざまな栄養がたっぷり。ビタミンCは、抗酸化作用、免疫力を高め、疲労を回復、コラーゲンをつくって血管・皮膚・骨などを丈夫し、ストレスから体を守り、シミを防ぐ、など。「キャベジン」と呼ばれている栄養がビタミンUで、胃や十二指腸の健康を守るはたらきがある栄養素です。ビタミンKはカルシウムが骨をつくるのをサポートして骨を丈夫にする栄養素。また血液を固めるはたらきがあって、すばやく血を止めて傷の治りを早くするはたらきもあります。キャベツには意外にもカルシウムが多く含まれ、イライラを解消しておだやかな気分にし、ビタミンCやビタミンKなどの栄養との相乗効果で、骨や歯をしっかりと強く育ててくれます。ベータカロチンは、体内でビタミンAに変化し、目の健康、粘膜を守る(=風邪などの感染症の予防)、抗酸化作用、免疫力を高める、肌や髪や爪を美しく、といった健康効果を発揮する栄養です。カリウムも豊富に含まれ、体の余分なナトリウムを排出して血圧を下げ、筋肉の動きをスムーズにして心肺機能を正常に維持し疲れにくくしてくれます。そして、葉酸も豊富で、血液をつくるサポート、細胞の再生を助け、DNA(遺伝子)核酸を作るサポート、妊娠中のお腹の赤ちゃんを正常に成長させるといったはたらきがある栄養素です。キャベツが美味しい時節ですので、ご家庭でもたくさん食べましょう。
「豚汁」  令和7年5月26日(月)
今日は「豚汁」です。豚汁には栄養がたっぷり。豚汁の主役である豚肉はビタミンB1が豊富に含まれ疲労回復の効果があります。大根はでんぷんの消化酵素であるジアスターゼが多く含まれており、ほかにもグリコシダーゼなどの酵素が含まれているため、食物の消化を助けるとともに腸の働きを整えてくれます。にんじんにはカロテンが多く含まれ、カロテンは体内でビタミンAに変換され、髪の毛の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺などの呼吸器系統を守る働きがあります。ごぼうは豊富な食物繊維で、腸の機能を整えます。さといもはカリウムを多く含んでいて、ナトリウム(塩分)を排出する役割があります。そして味噌です。味噌の代表的な効果を挙げると、がん予防、コレステロールの抑制、消化促進、整腸作用、胃潰瘍の予防、美容効果、脳の活性化、老化防止、基礎代謝の促進など、さらに主原料である大豆には、良質のたんぱく質が多く含まれ、そのなかには生命維持に不可欠な必須アミノ酸ほか、過酸化脂質の増加を防ぐといわれているサポニン、ビタミン群、カリウム、カルシウム、食物繊維など様々な栄養素が豊富に含まれている。というように、豚汁には多くの効果が期待できます。
「5月誕生会」  令和7年5月23日(金)
ひかり幼稚園では「5月誕生会」を開催しました。今月の誕生会のメニューは「イカ焼きそば、フレンチドック、牛乳、りんごゼリー」です。「イカ焼きそば」にはムラサキイカがたくさん入っていて、そのイカにはタウリンが豊富に含まれ、栄養ドリンクなどでおなじみの栄養素のタウリンには、肝臓の機能を向上させる効能や血圧、コレステロール値の上昇を抑える効能があります。イカの栄養で特徴的なのは、タンパク質が多く、脂質が少ない点で、タンパク質は筋肉や臓器、皮膚、爪などのカラダを作る主成分となる栄養です。また、イカにはコラーゲンも豊富に含まれ、コラーゲンには美肌効果が期待できます。私たちの肌は、約70%がコラーゲンで形成されており、コラーゲンが肌の内側から支えることで肌の弾力や潤いを保ちます。さらにイカにはビタミンB12が豊富に含まれ、ビタミンB12は赤血球を作り、血液を増やす栄養で貧血(巨赤芽球貧血)を予防する効能があります。美味しくて栄養たっぷりの「イカ焼きそば」でした。



「チキン」  令和7年5月22日(木)
今日は子どもたちが大好きな「チキンの味噌カツ」です。材料であるチキン(鶏肉)には、タンパク質と脂質が豊富に含まれます。タンパク質は、アミノ酸から作られている栄養素です。人の体の中で作ることができないアミノ酸を必須アミノ酸と呼び、全部で20種類あります。この20種類のバランスが良いものはタンパク質の中でも良質なタンパク質と呼ばれ、積極的に取り入れたい成分で、タンパク質を取り入れることで、筋肉が減少することを防げます。一方、タンパク質の不足によって筋肉量が減ってしまうと、基礎代謝と呼ばれる何もしなくても消費できるエネルギーの量も減り、痩せにくくなるため注意が必要です。また、鶏肉に多く含まれるアミノ酸がつながったイミダゾールペプチドには、疲労回復効果や運動能力の向上、老化を予防する効果もあります。肌や骨に多く含まれるコラーゲンの材料は、アミノ酸で、必須アミノ酸をしっかり摂ることによって、体の中でコラーゲンの合成がしっかり行われます。コラーゲンは肌のハリを保つだけでなく、丈夫な骨を作るためにも欠かせない成分です。体内でコラーゲンが正常に作られることによって、骨粗しょう症も防ぐことに繋がります。
「揚げパン」  令和7年5月21日(水)
今日は「揚げパン」です。揚げたコッケパンに幼稚園の特製カカオパウダーをまぶした「揚げパン」は子どもたちから好評です。人が呼吸によって取り入れる酸素の一部は、酸化して活性酸素に変化します。活性酸素は人体にとって必要なものでもある一方、過剰に生成されると悪影響を及ぼすことがわかっています。カカオポリフェノールには活性酸素の働きを抑制する抗酸化作用がありますが、その他にもさまざまな健康効果が期待されています。脳の活動に必要な栄養素のひとつにBDNF(Brain-derived neurotrophic factor)があり、このBDNFは脳由来神経栄養因子と呼ばれるたんぱく質の一種で、神経細胞の発生、成長や維持、再生を促進します。脳内の記憶をつかさどる海馬に多く存在していて、神経細胞の働きを活性化させる効果が期待されており、脳の栄養と呼ばれています。カカオポリフェノールの摂取によって脳の血流量が増加し、BDNFの発現に良い環境を作ることで、認知機能を高めることができる可能性があると考えられています。
「バナナ」  令和7年5月20日(火)
今日の献立は、「ハヤシライス、牛乳、和風サラダ、バナナ」です。「ハヤシライス」は子どもたちも教職員も大好きです。そして、「バナナ」は栄養がいっぱい。バナナにはさまざまな栄養が含まれていますが、特に豊富なのが糖質で、バナナ100gあたりには、糖質が21.4g含まれ、糖質は脳にとって重要なエネルギー源。糖質が不足すると脳へのエネルギー供給が滞り、思考力・集中力が低下するおそれがあります。また、バナナ100gあたりに、食物繊維が1.1g含まれ、バナナの不溶性食物繊維は、便の量を増やして腸の運動を促すため、便秘対策に役立ちます。そして、腸内の善玉菌を増やす作用があるオリゴ糖が多く含まれ、腸内環境が気になる方にぴったりの果物です。さらに、バナナ100gあたりには、セロトニンの材料となるトリプトファンが10mg含まれています。セロトニンは人の精神面に関わるホルモンで、ストレスを感じると分泌量が増え、自律神経を整えてくれます。加えて、トリプトファンのほか、セロトニンの合成に必要なビタミンB6や炭水化物も豊富で、ストレス対策にぴったりです。バナナ100gあたりには、ビタミンCが16mg含まれ、ビタミンCはコラーゲンの合成に関わるほか、メラニン色素の生成を抑える作用があり、日焼け対策に役立ちます。ビタミンCは抗酸化作用があり、シミの原因となる活性酸素から身体を守ってくれます。バナナ100gあたりには、カリウムが360mg含まれ、カリウムはナトリウムとともにはたらき、細胞内の水分を調整する作用があるミネラルで、むくみの原因になるナトリウムの排泄を促す作用があります。
「イワシのゴマ味噌煮」  令和7年5月19日(月)
今日は「イワシ」の「ゴマ味噌煮」をいただきます。イワシの体にはたくさんの栄養素がギュッと詰まっており、私たちの健康促進にぴったりの食材です。イワシには、体内の赤血球を作るために必要な鉄が多く含まれ、鉄分を摂ることで、貧血になるリスクや集中力の低下を防ぐことができます。また、EPAは、アレルギー疾患や動脈硬化の予防と改善に効果がある栄養素で、体内で作れない栄養素なので、食品やサプリメントから摂取する必要があり、魚介類のなかでも新鮮なものや、旬のものに多く含まれています。DHAは高血圧や皮膚炎の予防改善だけでなく、記憶力の向上にも効果があると言われ、こちらも体内では生成できない栄養素のため、食品から摂取する必要があり、イワシには豊富に含まれています。イワシをはじめ、牡蠣・サバ・マグロなどの魚介類に含まれているタウリンは、胆汁を生成するときに体内のコレステロールを消費するため、コレステロール値を正常化させる働きがあり、アルコールの分解で負荷がかかる肝臓を守り、再生させる役割も果たしています。二日酔いのもとでもあるアセトアルデヒドの分解もできるため、お酒好きやお酒に弱い方にもおすすめの栄養素です。ペプチドは、魚由来のイワシペプチドや魚肉ペプチド、大豆由来の大豆ペプチドなど、様々な種類があり、イワシが含んでいるペプチドには、血圧の安定化やアンチエイジングに効果があります。三大栄養素のひとつ、たんぱく質は、日々のエネルギー源としてはもちろん、体重の約5分の1を占め、体を作るために必要不可欠な栄養素です。たんぱく質の材料のなかには体内で作れないものもあるため、私たちは毎日食品からたんぱく質を摂取しなければなりません。イワシは100gあたり24.6gのたんぱく質を含んでいます。牛乳やヨーグルトなどの乳製品に含まれているイメージがあるカルシウム。カルシウムには、骨を強くする働きがあり、体内のカルシウムの99%は骨と歯にあって、残りの1%は血液中や細胞に含まれています。血液中のカルシウムが不足すると骨から溶け出して補強するのですが、放っておくと骨がもろくなり、骨粗しょう症のリスクが高まります。
「切り干し大根」  令和7年5月16日(金)
今日の献立は、「ご飯、切り干し大根の煮物、ジャガイモの味噌汁、スパゲッティサラダ、牛乳」です。幼稚園の給食に「切り干し大根」は頻回に登場します。とても栄養価が高く、育ち盛りの子どもたちに効果的な食材です。大根を細切りにして乾燥させたのが「切り干し大根」。乾燥させることで甘みが増し、うま味と栄養価が凝縮します。食物繊維が多く含まれ、保存にも優れた切り干し大根。皮付き大根の根(生)にはカルシウム24mg、カリウム230mg、葉酸34μg(マイクログラム)食物繊維1.4gなどの栄養があります(可食部100g当たり)。一方、同じ重量の切り干し大根の栄養素を見ると、カルシウム500mg、カリウム3500mg、葉酸210μg、食物繊維21.3gと、根(生)より多く含まれていることがわかります。
「フーチャンプルー」  令和7年5月15日(木)
今日は「フーチャンプルー」です。フーチャンプルーはゴーヤチャンプルーと名前が似ているが、違う食べ物で、チャンプルーは沖縄の言葉で「ごちゃ混ぜにした」というような意味、いろいろな食材を混ぜて炒めた料理のことを指しています。ゴーヤチャンプルーはゴーヤを主役に、豆腐や豚肉、卵などを炒めた料理。一方でフーチャンプルーはゴーヤではなく車麩をメインに使った炒め料理です。車麩は沖縄ではメジャーな食材で、炒め物などの料理によく使われ、大きな輪の形をした車麩は見ためにもインパクトがあり、食べごたえもあってとても美味しいく、高タンパクで低脂質なので、肉の代わりとして食べている人も多いそうです。麩の栄養はすごく、高タンパク質で低脂質、ナトリウムが豊富、カルシウムが豊富、鉄や亜鉛そしてミネラル分が凝縮されているスーパーフードです。
「ヒジキと大豆の煮もの」  令和7年5月14日(水)
今日は「ひじきと大豆の煮もの」の献立です。ひじきや大豆、野菜は成長期の園児にとって大切な栄養素を多く含んでいるのでたくさん食べてもらいたい食材です。ひじきは鹿の黒くて短いしっぽや角に似ているところから昔「鹿尾菜」「鹿角菜」と書かれ、ひじきにはカルシウムや鉄分、食物繊維がたっぷり含まれています。カルシウムは、昆布の2倍含まれ、骨を丈夫に、イライラをやわらげる効果があります。鉄は貧血に有効です。ひじきの鉄の吸収はよくないのですが、大豆や野菜と一緒に食べると、野菜のビタミンCが鉄の吸収を助けます。そして、大豆は中国で4000年から5000年前にすでに栽培されていたそうです。日本には、約2000年前の弥生時代に稲作と一緒に朝鮮半島からつたわったといわれ、大豆にはタンパク質が豊富に含まれ、また、大豆は米に不足する必須アミノ酸のリジンが多く、米には大豆に足りないメチオニンをふくんでいます。
「菜飯ご飯」  令和7年5月13日(火)
今日は「菜飯、かれーうどん、タコメンチ、中華風サラダ、レアチーズケーキ」です。菜飯には「大根の葉」などが使われていますが、大根の葉は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル、βカロテン、ビタミンK,C、葉酸などのビタミンが豊富に含まれている緑黄色野菜です。中でもカルシウムは小松菜が100gあたり170mgに対して大根葉は260mgととても豊富で、カルシウムが豊富に含まれている印象の強い牛乳の110mgより多く含まれています。鉄もほうれん草の2.0mgよりも多く含まれていて3.1mgになっていて、鉄の吸収を高める効果のあることで一緒に取りたいビタミンCが53mg含まれているので、効率よく鉄が吸収されることになります。ドライアイや視力低下、免疫の低下や風邪、口内炎を防ぐとされるβカロテンも3900マイクログラムと豊富に含まれ、「大根の葉」は捨てるのがもったいない部分です。
「鰆の西京焼き」  令和7年5月12日(月)
今日の給食は「納豆ご飯、野菜スープ、鰆(さわら)の西京焼き、胡麻和え」です。サワラは鰆と書くため、旬は春と思われがちですが、実は一概には言えません。関西では産卵のために瀬戸内海に集まったサワラがまとまって水揚げされる為、春が旬とされてきました。逆に関東で旬といわれる時期は冬で、「寒鰆」と呼ばれ、春のサワラとは別の魚種と感じるくらい脂乗りが良く異なる味わいとなっています。今日は定番の「西京焼き」で美味しくいただきます。
「イカ焼きそば」  令和7年5月9日(金)
本日、第二ひかり幼稚園では「5月誕生会」が開催され、誕生会メニューは子どもたちが大好きな「イカ焼きそば」でした。ムラサキイカや野菜がたくさん入った「イカ焼きそば」には優れた栄養があります。イカにはタウリンが豊富に含まれています。このタウリン、栄養ドリンクなどでおなじみの栄養素で、タウリンには、肝臓の機能を向上させる効能や血圧、コレステロール値の上昇を抑える効能があります。イカの栄養で特徴的なのが、タンパク質が多く、脂質が少ない点で、特に、イカ類の中でもコウイカやスルメイカは脂質が低くなっています。タンパク質は筋肉や臓器、皮膚、爪などのカラダを作る主成分となる栄養です。また、イカにはコラーゲンも豊富に含まれ、コラーゲンには美肌効果が期待できます。私たちの肌は、約70%がコラーゲンで形成されており、コラーゲンが肌の内側から支えることで肌の弾力や潤いを保ちます。そして、イカにはビタミンB12が豊富に含まれ、ビタミンB12は赤血球を作り、血液を増やす栄養で貧血(巨赤芽球貧血)を予防する効能があります。参加した保護者からもたくさん賛辞をいただき、美味しく仲良く給食を楽しみました。


「鮭ご飯」  令和7年5月8日(木)
今日の給食には、「鮭ご飯」が供されました。鮭は、必須アミノ酸のバランスがよく含まれた良質な動物性たんぱく質源で、脂質、女性ホルモンの代謝、ヘモグロビンの合成を助けるビタミンB6が含まれます。そのため、・健康な皮膚や髪を作る・貧血予防・脂肪肝予防・PMS(月経前症候群)の症状を和らげるなどが期待でき、女性にたくさん食べていただきたい食材です。
「ちゃんぽん麺」  令和7年5月7日(水)
今日の献立は「ちゃんぽん麺」です。「ちゃんぽん麺」は具沢山で、食べ残しが少なく好評でした。さて、ちゃんぽんとは「さまざまな物を混ぜる」という意味の言葉で、たくさんの食材を混ぜた各地の郷土料理をちゃんぽんと呼び、野菜や魚介類、豚肉、かまぼこなどの具材をラードで炒めたものを、スープで味を調え、麺とともに煮込んでいます。これは中華麺の一種ですが、その太さに特徴があります。ちゃんぽん麺の麺幅は約2mm弱、ラーメンの一般的な太さは1.5mm程度で、ラーメンよりも太い麺をつかっていることになります。また、「かん水」にも違いがあり(かん水とは、麺に弾力性をもたせるため、小麦粉に混ぜる水のこと)、麺の風味や感触、色合いも変わっていて、麺の味にも影響を与えています。
「ニンジンしりしり」  令和7年5月2日(金)
今日の献立は、「ニンジンしりしり」です。「ニンジンしりしり」は、ニンジンをせん切りにして卵と炒める料理です。ニンジン料理「ニンジンしりしり」の発祥地は沖縄県で、沖縄県では家庭の味として親しまれています。「しりしり」は、沖縄の方言でせん切り・すりおろすという意味があり、「にんじんせん切り」という意味、そのままです。また、スライサーでせん切りするときの「すりすり」という音が転じて「しりしり」となったという説もありますが、ニンジンをせん切りにして使う料理のことを「ニンジンしりしり」といいます。にんじんが苦手な児も幼稚園の給食では、お友だちとよく食べ込んでいます。
「筑前煮」  令和7年5月1日(木)
今日の給食は「筑前煮」です。筑前煮は野菜と肉とを煮合わせたもので、福岡県の筑前地方の日常料理であったところから筑前煮の名がつき、当地では「がめ煮」の名も あります。鶏肉や、川魚ではコイ、フナ、ナマズ、海魚ではコチ、ホウボウ、スズキ などが多く用いられ、野菜はサトイモ、キノコ、ニンジン、ゴボウなどで。材料は適当な大きさに切り、鍋(なべ)に食用油を注いでこれら材料を炒(いた)め、みりんと酒 をひたひたに加え、煮立ったところでしょうゆを注ぎ、とろ火にして汁のなくなるまで煮つめ、一種の煮しめで、煮あげる直前に、彩りにサヤエンドウ、インゲンなどの青みを加えます。栄養たっぷりのおかずです。
「菜飯ご飯」  令和7年4月30日(水)
今日は「菜飯ご飯」です。菜飯には「大根の葉」などが使われていますが、大根の葉は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル、βカロテン、ビタミンK,C、葉酸などのビタミンが豊富に含まれている緑黄色野菜です。中でもカルシウムは小松菜が100gあたり170mgに対して大根葉は260mgととても豊富で、カルシウムが豊富に含まれている印象の強い牛乳の110mgより多く含まれています。鉄もほうれん草の2.0mgよりも多く含まれていて3.1mgになっていて、鉄の吸収を高める効果のあることで一緒に取りたいビタミンCが53mg含まれているので、効率よく鉄が吸収されることになります。ドライアイや視力低下、免疫の低下や風邪、口内炎を防ぐとされるβカロテンも3900マイクログラムと豊富に含まれ、「大根の葉」は捨てるのがもったいない部分です。
「モズクと卵のスープ」  令和7年4月28日(月)
今日は、「もずくと卵のスープ」が提供されました。モズクと卵のスープは美味しくて栄養も豊富です。もずくは低カロリーなので、栄養価も低いように思われがちです。しかし、食物繊維が豊富でミネラルも含まれ、もずくは健康効果の高い食品なのです。食物繊維は、体内で消化されずに大腸まで運ばれる成分で、腸の中でさまざまな働きをし、便秘や動脈硬化、臓疾患などの予防にも役立ちます。さらに、もずくのぬめり成分には水溶性食物繊維の一種であるフコイダンが豊富で、その含有量は藻類の中でもトップです。そしてフコイダンには余分なナトリウムやコレステロールを排出して、血圧や血糖の上昇を抑える働きがあるほか、さまざまな健康効果が期待されています。また、もずくには、丈夫な骨をつくるカルシウムやマグネシウムが含まれ、この2つの栄養素は、互いに干渉しながら私たちの体の中でさまざまな働きをするの で、バランスが重要だと考えられています。もずくは、カルシウムとマグネシウムのバランスがよいという点でも、オススメの食品です。
「すき焼き」  令和7年4月25日(金)
今日の献立はみんなの大好きなメニューの「すき焼き」です。すき焼きは江戸時代から見られる名で、鍋の代わりに農具の鋤(すき)の金属部分を火の上にかけ、魚や豆腐を焼いて食べたことから、「鋤焼(スキヤキ)」と呼ばれるようになったといわれます。その他、すき焼きの語源には、肉を薄く切るため「剥身(すきみ)」から「剥き焼き」となったとする説や、古くからあるに日本料理の「杉焼(すぎやき)」からとする説、好きなものを焼くからといった説もあります。ただ、1832年の『鯨肉調味方』に「鋤焼とは、鋤のよく擦れて鮮明なるを、熾火の上に置きわたし、それに切肉をのせて焼くをいふ。鋤に限らず、鉄器のよくすれて鮮明なるを用ふべし」とあるため、鋤の上で焼いた説が有力とされています。
「キーマカレー」  令和7年4月24日(金)
第二ひかり幼稚園では誕生会メニューで「キーマカレー、切り干し大根の煮物、牛乳、ソーダフロートゼリー」です。「キーマカレー」は子どもたちからも職員からも好評です。キーマカレーはインドの言葉であるキーマ(こま切れ、ひき肉)が由来となっています。その名のごとく、ひき肉のカレーということになります。「ひき肉のカレー料理」という意味だけなので、具の内容や調理の仕方などに決まりはありません。キーマカレーはドライカレーとは内容が違い、ドライカレーは、「乾燥している、汁がない」状態のカレー風味のチャーハンやピラフのことで、ドライカレーの内容によっては、ひき肉を使用しないときもあります。キーマカレーとドライカレーは、ひき肉を使っている のか料理しているか、という点が大きな違うポイントとなります。日本では家庭料理のメニューとして、ドライカレーが独自の進化してきたために、キーマカレーとドライカレーと混同されやすいようです。今日は「4月誕生会」、参加いただいた保護者の方と一緒に楽しく美味しくいただきました。


「豆腐ハンバーグ」  令和7年4月23日(水)
今日の献立は、「豆腐のハンバーグ」です。豆腐は給食に度々登場しますが、豆腐には主要な栄養素であるタンパク質や脂質の他にも、体に良い機能性成分を多く含んでいます。豆腐に豊富に含まれるたんぱく質は、コレステロールの低下や血圧上昇の抑制を期待できる成分で、脂質に多く含まれているリノール酸もコレステロールに働ける効果があり、善玉コレステロールを増やす作用を期待できます。高血圧やコレステロール値の異常などの改善に効果的で、それらが原因になる動脈硬化を防ぎ、脳出血や心筋梗塞などを予防できるのが魅力です。不飽和脂肪酸で構成された成分のレシチンは、血管に付着したコレステロールを溶かしたり、付着を予防したりする働きがあり、動脈硬化の予防に効果を期待できます。大豆に含まれるβコングリシニンには内臓脂肪を減少させる効果があり、レシチンとともに体内に働きかけ、肝臓に脂肪が多くなる脂肪肝の予防にもつながります。レシチンにはコリンという成分も含まれていて、2つの成分によって脳を活性化する役割を果たし、神経細胞の材料になるレシチン、レシチンから分解され情報伝達物質に変化するコリンによって、記憶力や集中力を高めるのが特徴です。サポニンは、豆腐の食感や風味の要因となる成分で、様々な効果が発見されており、脂肪蓄積の予防、便通の改善、血栓の予防など、成人病や老化などを防ぐ栄養として注目されています。大豆に多く含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをすると言われ、女性ホルモンの減少が原因のひとつと考えられる骨粗しょう症や更年期障害などの予防につながり、乳がんや前立腺がん、胃がんの予防にも効果的と考えられ、日本人が欧米人よりもこれらの発症が少ないのは豆腐を多く食べるからと指摘されるほどです。豆腐に甘みを感じるのは、オリゴ糖を多く含んでいるからで、腸内の悪玉菌の増殖を抑えたり、免疫力を向上したりするビフィズス菌の栄養源になり、体内のビフィズス菌を増やすことができます。腸の動きの活性化、発がん物質の分解などの働きがあるので、便通改善やがんの予防に効果的でしょう。カルシウムは、骨や歯などをつくる栄養です。イライラしやすいとカルシウム不足というように、気持ちをコントロールする上でも重要と考えられています。豆腐にはカルシウムが多く含まれているだけではなく、吸収しにくいカルシウムを他の食材と組み合わせて摂取しやすいのが魅力。様々な食材と調理できるので、カルシウムの吸収をサポートするビタミンDを含むものと一緒に食べやすいです。成人病の予防などに関する栄養が多かったですが、豆腐に含まれる豊富なビタミンは美容に効果的で、肌の調子を整えるビタミンE、皮膚や粘膜に働きかけるビタミンBなど、美しい肌を体内からサポートしてくれます。
「イカ焼きそば」  令和7年4月22日(火)
今日は子どもたちが大好きな「イカ焼きそば」です。ムラサキイカ野菜がたくさん入った「イカ焼きそば」には優れた栄養があります。イカにはタウリンが豊富に含まれています。このタウリン、栄養ドリンクなどでおなじみの栄養素で、タウリンには、肝臓の機能を向上させる効能や血圧、コレステロール値の上昇を抑える効能があります。イカの栄養で特徴的なのが、タンパク質が多く、脂質が少ない点で、特に、イカ類の中でもコウイカやスルメイカは脂質が低くなっています。タンパク質は筋肉や臓器、皮膚、爪などのカラダを作る主成分となる栄養です。また、イカにはコラーゲンも豊富に含まれ、コラーゲンには美肌効果が期待できます。私たちの肌は、約70%がコラーゲンで形成されており、コラーゲンが肌の内側から支えることで肌の弾力や潤いを保ちます。そして、イカにはビタミンB12が豊富に含まれ、ビタミンB12は赤血球を作り、血液を増やす栄養で貧血(巨赤芽球貧血)を予防する効能があります。
「ひじきと大豆の煮もの」  令和7年4月21日(月)
今日は「ひじきと大豆の煮もの」の献立です。ひじきや大豆、野菜は成長期の園児にとって大切な栄養素を多く含んでいるのでたくさん食べてもらいたい食材です。ひじきは鹿の黒くて短いしっぽや角に似ているところから昔「鹿尾菜」「鹿角菜」と書かれ、ひじきにはカルシウムや鉄分、食物繊維がたっぷり含まれています。カルシウムは、昆布の2倍含まれ、骨を丈夫に、イライラをやわらげる効果があります。鉄は貧血に有効です。ひじきの鉄の吸収はよくないのですが、大豆や野菜と一緒に食べると、野菜のビタミンCが鉄の吸収を助けます。そして、大豆は中国で4000年から5000年前にすでに栽培されていたそうです。日本には、約2000年前の弥生時代に稲作と一緒に朝鮮半島からつたわったといわれ、大豆にはタンパク質が豊富に含まれ、また、大豆は米に不足する必須アミノ酸のリジンが多く、米には大豆に足りないメチオニンをふくんでいます。
「鮭」  令和7年4月18日(金)
今日の給食には、焼き魚「鮭」が供されました。鮭は、必須アミノ酸のバランスがよく含まれた良質な動物性たんぱく質源で、脂質、女性ホルモンの代謝、ヘモグロビンの合成を助けるビタミンB6が含まれます。そのため、・健康な皮膚や髪を作る・貧血予防・脂肪肝予防・PMS(月経前症候群)の症状を和らげるなどが期待でき、女性にたくさん食べていただきたい食材です。
「大学芋」  令和7年4月17日(木)
今日の献立は、「大学イモ」です。「大学芋(だいがくいも)」は、油で揚げたサツマイモに糖蜜を絡めた日本の菓子ですが、栄養価も高く、甘さと食べ応えがあり、幼稚園の子どもたちからも好評です。主に食べられているのは関東地方など東日本で、関西では大学芋に似た中華ポテトというのがあるそうです。大学芋という名前は日本でつけられ、大正時代は東京の神田近辺の大学生が好んで食べていたそうです。昭和の初めになると不況が訪れ、東大生の中にも学費に困る人がたくさんでて、その中の誰かが昭和2年頃作って売り始めたのが最初というお話です。そして、売るとなると名前が必要となり、自然と名前がそのようについたようです。
「ハヤシライス」  令和7年4月16日(水)
今日は園児も教職員も大好きな「ハヤシライス」です。「ハヤシライス」は、明治初期創業の上野精養軒で、当時勤めていた林さんというシェフが作ったのがはじまりわれ、牛肉の切れ端と余った野菜をデミグラスソースで煮込み、ライスにかけた従業員用のまかない飯を、シェフの名を冠してお店で提供するようになったといわれます。一方で大手書店「丸善」の創始者・早矢仕(ハヤシ)の名前から、ハヤシライスが生まれたという説もあります。早矢仕氏の名が語源だとする説にはふたつあり、かつて医師として勤めていた病院で、肉と野菜の煮物をご飯にかけて患者の食事としたという説がひとつ。もうひとつは、創業後に仕事仲間をなじみの西洋料理店へ連れて行き、肉と野菜のソース煮込みに、ライスを添えて出させたことからついたという説です。当社の社史にはこの説が掲載されていて、丸の内本店や日本橋店併設のカフェで名物メニューとなっています。いずれにせよ、幼稚園の「ハヤシライス」はとても美味しくて大満足の給食です。
「タンメン」  令和7年4月15日(火)
タンメンは実は日本の関東地方が発祥です。タンメンは、もやしやキャベツ、キクラゲなどたっぷりの野菜を豚肉と一緒に炒めて、塩味のスープと一緒に煮込んで、中華麺と共に盛り付けて作られる麺料理のことです。ちなみに、漢字の湯麺も「タンメン」と読みますが、タンメンと湯麺は同じではなく、湯麺とは、中華料理の中でも「スープに入った麺」の総称で、スープ入りの麺料理は全て「湯麺」です。「湯麺」と炒めた野菜に塩味のスープを加えた麺料理の「タンメン」とは、意味が異なるようです。
「ワカメご飯」  令和7年4月14日(月)
今日の献立は、「ワカメご飯」です。幼稚園では頻回にご飯に、青菜やワカメなどを加えて提供しています。そのワカメは食物繊維やミネラルなどを豊富に含む優れた食材です。カリウムが豊富で、その他ナトリウムやカルシウムといったミネラルの種類が多く、ビタミン類や食物繊維も含んでいます。そして、カロリーや糖質がとても低く低カロリー低糖質の食べ物です。また、クロロフィル、フコキサンチン、β-カロテンなど抗酸化作用を持つ色素成分も含み、健康や美容の維持に役立ち効果を発揮します。注目の栄養成分フコイダンは、海藻が自らの身を守るために保持しているネバネバ成分で、モズクや昆布などにも多く含まれています。フコイダンのNK細胞を活性化する働きが、免疫力の向上、がんを予防する効果が期待され、その他の効果や効能では、胃の粘膜の保護やピロリ菌が胃壁に付着するのを防ぐ役割があります。この働きは、胃炎、十二指腸潰瘍、胃がんなどの予防に効果的と言われています。次に、海藻類は他の食品と比べても豊富なヨウ素含有量を誇り、ヨウ素はミネラルに分類される栄養の一つで、甲状腺ホルモンの成分になります。甲状腺ホルモンは自律神経の交感神経を刺激する働きを持ち、代謝を促す効果があり、三大栄養素の代謝を高めて太りにくい体作りに役立つほか、肌や髪などを美しく保つ効果もあり、肥満予防や美肌の維持といった美容面でも活躍します。
「にんじんしりしり」  令和7年4月11日(金)
今日の献立は、「ご飯、なめこ汁、にんじんしりしり、鶏唐揚げ」です。「にんじんしりしり」は、にんじんをせん切りにして卵と炒める料理です。にんじん料理「にんじんしりしり」の発祥地は沖縄県で、沖縄県では家庭の味として親しまれています。「しりしり」は、沖縄の方言でせん切り・すりおろすという意味があり、「にんじんせん切り」という意味、そのままです。また、スライサーでせん切りするときの「すりすり」という音が転じて「しりしり」となったという説もありますが、にんじんをせん切りにして使う料理のことを「にんじんしりしり」といいます。にんじんが苦手な児も幼稚園の給食では、お友だちとよく食べ込んでいます。
「カレイの煮付け」  令和7年4月9日(水)
今日は煮魚の「カレイ」です。カレイは、その独特の形状と、淡泊でありながらも繊細な味わいが特徴の魚種で、見た目や風味だけでなく、カレイには体に良いとされる様々な栄養素が豊富に含まれています。まず、カレイは優れたたんぱく質源です。100gあたり約16gのたんぱく質を含んでおり、これは牛肉や鶏肉と比較しても十分な量で、魚のたんぱく質は消化吸収が良いと言われていますので、日々のたんぱく質摂取源として最適です。次に、カレイにはビタミンDが豊富に含まれ、ビタミンDは骨を丈夫にし、免疫力を強化することが知られています。カレイ100gあたりで約8.5のビタミンDを摂取することができ、これは一日に必要なビタミンD摂取量の約85%に当たります。さらに、カレイは良質な脂質も含んでいます。この脂質には不飽和脂肪酸が含まれており、特にDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が豊富です。これらは心臓病の予防や脳の機能向上に役立つとされています。
「マーボー豆腐」  令和7年4月9日(水)
今日は「マーボー豆腐」です。幼児用に整えた味付けで、辛みが抑えられていますが、大人が食しても満足できる味わいです。特に、タケノコが加わって食感が良く食べ込みがよく、残量も少なくて嬉しく思います。「マーボー豆腐」には、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンA、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ナイ アシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マ グネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン、食物繊維などの栄養が含まれていて、「免疫力アップ」「疲労回復」「ガンの予 防」「貧血の予防」「目の健康維持」「骨や歯の健康維持」「美肌効果」などの優れた健康効果があります。
「スパゲッティナポリタン」  令和7年4月8日(火)
今日の献立は「スパゲッティナポリタン」です。ナポリタン発祥の地は日本で、一説には1927年(昭和2年)に横浜・山下町で開業した老舗の「ホテルニューグランド」が終戦後に提供したのが最初だとされています。当時、このホテルはGHQに接収され、進駐軍は持ち込んだパスタを茹でてケチャップを混ぜただけのものを食べていましたが、これを見かねたホテルの二代目総料理長の入江茂忠氏が、炒めたハムとマッシュルームを茹でたパスタに加え、トマトペースト、玉ねぎ、にんにくなどを使ったトマトソースで和えた料理を完成させました。これが「ナポリタン」の発祥で、当時はトマトソース自体を「ナポリ風」と呼んでいたのがその名の由来であるとされています。このソースの原型は同ホテルの初代料理長サリー・ワイル氏の時代に既にあったのではないかとも言われ、トマトソースで和えたパスタをフランスでは「スパゲティ・ナポリテーヌ」と呼んでいて、入江氏がワイル氏からこの料理について教わっていた可能性も考えられます。どちらにしても、茹でたパスタを冷ましてから湯通しし、柔らかくする一手間を加え親しみやすいものにしたのは入江氏の功績です。スパゲッティナポリタンは子どもたちから好評なメニューで、今日もケチャップソースで口の周りを染めながら美味しくいただきました。
「納豆」  令和7年4月7日(月)
「納豆」の給食が提供されます。納豆は、大豆を煮てから納豆菌で発酵させたもので、納豆菌は納豆をつくるために使われる細菌になります。納豆菌は熱に強く、100℃の熱湯でも生きているほど強いです。また、胃酸にも強く生きたまま腸に届きます。納豆菌は熱や胃酸どちらにも強い細菌です。納豆菌を使っている納豆はこの強さが魅力で、納豆が健康にいい理由にもなっています。納豆菌の多さも納豆の健康効果を支えている要因といえ、納豆菌は納豆100gの中に1000億個もあると言われています。粒納豆には、ビタミンB2・カルシウム・マグネシウム・鉄分・亜鉛が多く含まれている、健康に大切な栄養がいっぱいです。
「カレーライス」  令和7年4月4日(金)
今日の献立は子どもたちから好評メニューの「カレーライス」です。カレーライスは、インド料理を元にイギリスで誕生し、日本には明治時代にイギリスから伝わりました。日本で独自に変化・発展を遂げた料理です。イギリスではもともと「curry and rice」や「curried rice」と呼ばれていましたが、現在の日本では単に「カレー」と略されることが多いです。日本では、カレーライスは「国民食」とも呼ばれるほどの人気を誇りますが、日本で初めて「カレー」という料理の名を紹介したのは、福沢諭吉の『増訂華英通語』(1860年)で、「Curry コルリ」という表記があります。カレーライスの調理法を初めて記載したのは、1872年に出版された『西洋料理指南』です。その後、カレーライスは日本の家庭や学校給食などで広く普及しました。また、カレーの具として普及しているジャガイモ、ニンジン、タマネギは、明治時代に北海道を中心に生産が広がり、大正時代には日本のカレーライスの原型が完成しました。そして、固形カレールウが1954年に発売されてから家庭で手軽にカレーを作ることができるようなっていきました。
「イワシ」  令和7年4月3日(木)
今日は「イワシのおかか煮」をいただきます。イワシの体にはたくさんの栄養素がギュッと詰まっており、私たちの健康促進にぴったりの食材です。イワシには、体内の赤血球を作るために必要な鉄が多く含まれ、鉄分を摂ることで、貧血になるリスクや集中力の低下を防ぐことができます。また、EPAは、アレルギー疾患や動脈硬化の予防と改善に効果がある栄養素で、体内で作れない栄養素なので、食品やサプリメントから摂取する必要があり、魚介類のなかでも新鮮なものや、旬のものに多く含まれています。DHAは高血圧や皮膚炎の予防改善だけでなく、記憶力の向上にも効果があると言われ、こちらも体内では生成できない栄養素のため、食品から摂取する必要があり、イワシには豊富に含まれています。イワシをはじめ、牡蠣・サバ・マグロなどの魚介類に含まれているタウリンは、胆汁を生成するときに体内のコレステロールを消費するため、コレステロール値を正常化させる働きがあり、アルコールの分解で負荷がかかる肝臓を守り、再生させる役割も果たしています。二日酔いのもとでもあるアセトアルデヒドの分解もできるため、お酒好きやお酒に弱い方にもおすすめの栄養素です。ペプチドは、魚由来のイワシペプチドや魚肉ペプチド、大豆由来の大豆ペプチドなど、様々な種類があり、イワシが含んでいるペプチドには、血圧の安定化やアンチエイジングに効果があります。三大栄養素のひとつ、たんぱく質は、日々のエネルギー源としてはもちろん、体重の約5分の1を占め、体を作るために必要不可欠な栄養素です。たんぱく質の材料のなかには体内で作れないものもあるため、私たちは毎日食品からたんぱく質を摂取しなければなりません。イワシは100gあたり24.6gのたんぱく質を含んでいます。牛乳やヨーグルトなどの乳製品に含まれているイメージがあるカルシウム。カルシウムには、骨を強くする働きがあり、体内のカルシウムの99%は骨と歯にあって、残りの1%は血液中や細胞に含まれています。血液中のカルシウムが不足すると骨から溶け出して補強するのですが、放っておくと骨がもろくなり、骨粗しょう症のリスクが高まります。
「ちゃんぽん麺」  令和7年4月2日(水)
今日の献立は「ちゃんぽん麺」です。「ちゃんぽん麺」は具沢山で、食べ残しが少なく好評でした。さて、ちゃんぽんとは「さまざまな物を混ぜる」という意味の言葉で、たくさんの食材を混ぜた各地の郷土料理をちゃんぽんと呼び、野菜や魚介類、豚肉、かまぼこなどの具材をラードで炒めたものを、スープで味を調え、麺とともに煮込んでいます。これは中華麺の一種ですが、その太さに特徴があります。ちゃんぽん麺の麺幅は約2mm弱、ラーメンの一般的な太さは1.5mm程度で、ラーメンよりも太い麺をつかっていることになります。また、「かん水」にも違いがあり(かん水とは、麺に弾力性をもたせるため、小麦粉に混ぜる水のこと)、麺の風味や感触、色合いも変わっていて、麺の味にも影響を与えています。
「鮭」  令和7年4月1日(火)
今日の給食には、「鮭ご飯」が供されました。鮭は、必須アミノ酸のバランスがよく含まれた良質な動物性たんぱく質源で、脂質、女性ホルモンの代謝、ヘモグロビンの合成を助けるビタミンB6が含まれます。そのため、・健康な皮膚や髪を作る・貧血予防・脂肪肝予防・PMS(月経前症候群)の症状を和らげるなどが期待でき、女性にたくさん食べていただきたい食材です。


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